「子どもはみんな問題児」中川李枝子著★幼児期に遊びを極めさせるのが大切なわけ

勤務園の園児のママさんが、「まるでうちの園ですね!」と言って貸してくださったこの本。

中川李枝子著の「子どもはみんな問題児」(新潮社)

中川李枝子さんは「ぐりとぐら」でおなじみの児童文学作家。

17年間、保育士として子どもと関わりながらたくさんの作品を生み出しました。

中川さんが主任保育士をしていたのが無認可の「みどり保育園」。

その園のポリシーやありようが、私の勤務園ととてもよく似ているのです。

毎日お弁当、送り迎え、砂場しかない園庭では派手な泥んこ遊びや水遊び。

異年齢児混合自由保育の我が園では、子どもたちが自分で遊びを見つけて心ゆくまでとにかく遊びます。

心ゆくまで本当に遊ぶ!ということ、これほど保育園・幼稚園で大切なことはないのです。

何かの技術を身につけさせるとか、華やかなパフォーマンスを披露させるとか、そういうのは後回しでいいと、私は思っています。

「本当に遊ぶ」と友だちとぶつかることもあるし、我慢しなければならないこともある。夢中になって遊ぶのは楽しいけれど、「いやだな」もある。

その「いやだな」を超えると、さっきよりもっと楽しくうれしくなる。

そういうことを通して子どもたちの心が養われていく姿をたくさん見てきました。

中川さんはこの本の中で「頭と心と体のバランスがとれた上手な遊びをする子は想像力が豊かです」と書いておられます。

「遊びを極める」ことは、人間として必要なさまざまな生きる力を身につけるのにどんなにか大切なことかと思います。

中川さんはさらに

「保育者は子どもの遊びが良い方向に行くように見守り、そのためにヒントを与え、励まし、そして手を貸します。とはいえ、遊びは子どもの自治の世界ですから、大人は無神経に踏み込んではいけない。その反面、子どもたちは幼く、守らなければならない。ですから決して子どもから目を離してはいけません。常に全神経を子どもに向けています。」

と書いておられますが、子どもたちが「本当に遊ぶ!」ことができるように保育者は心して備えないといけませんね。

保育園・幼稚園を選ぶときには、その園が遊びをどう考えているか?実際にどんなふうに遊んでいるか?

そして、保育者が遊びにどう関わっているか?をポイントにしてみるといいですね。

幼児期に

本当に遊ぶ!

真剣に遊ぶ!

遊びを極める!

経験をさせてあげたいものです。