「登園しぶり」は「行かせる?」「行かせない?」★5つの原因と対応のヒント

前々回、学校に行きたくない場合の対応について書きました。↓

「学校に行きたくない」に過剰反応しないで

その中で、幼児・小学校低学年の時期には「適度に背中を押してやる」ことも必要だと書きました。

幼児期の「登園しぶり」は「死ぬほどつらい」という状況はまれで、疲れやママと離れたくないなどの比較的単純な理由が多いようです。

いかにいくつか考えられる原因をあげてみます。

登園しぶりに考えられる5つの原因

①疲れ

子どもは楽しいとどんどん遊んでしまいます。それこそ疲れも知らず遊び込んでエネルギーが切れてしまい、結果として「少し休みたい」という場合があります。体調が悪いのではありませんが、気持ち的にいっぱいいっぱいなのかもしれません。

②ママと離れたくない

長期休みが明ける頃などは、それまで毎日ずっと一緒だったママやパパと離れがたいということがあります。

また、「母子分離不安」といって、環境の変化による不安から一時的に母親から離れることを極度に恐れるというものもあります。腹痛・頭痛・嘔吐・食欲不振・おねしょなどの症状が現れることもあり、4週間以上続くと「分離不安症」と診断される場合があります。

③自分の思い通りの生活をしたい

家にいるとおもちゃも食べ物も全部自分のもの。友達とのわずらわしいトラブルもありません。登園のために急かされることもなく、時間をゆったり使えますから、多少なりとも規律の或る園生活がわずらわしく思える時があります。

④嫌いな友だちや先生と会いたくない

意地悪をするお友達がいるとか、相性の合わないこわい先生がいるとか、人とのコミュニケーションがネックになって行きたがらない場合があります。

⑤体調不良

風邪のひき始めや発熱の直前などはまだ表立った症状が出てはいないけれど、なんとなくだるかったり、気持ちが乗らなかったりするものです。

行かせるか?行かせないか?

これが一番悩むところですよね。○○の場合は行かせて~、○○の場合は休ませて~・・・の○○が特定できないことが多いからです。

理由がわかる場合はしっかり対応し、十分休ませるとかトラブルのお友達について先生に相談するとか具体的に動くことが必要です。

でも、幼児期の登園しぶりは多くの場合、上の①から⑤が二つ以上重なっていることがほとんどと感じます。

私は基本的には「行かせる方向で準備をする」→「その中で原因を探る」→「必要なら休ませる」という流れがいいと思っています。

その際「幼稚園から帰ってきたら○○しようね!」「帰ってくるまでに○○を用意しておくね」など、帰ってからのお楽しみを約束しておいてあげてください。

そして、帰ってきたらスキンシップを十分にとり愛情を伝えること、ゆっくりと身体を休ませること、開放的で安心できる環境を整えることが大切です。

親は過剰に反応しない

「休みたい」と言ったからといって、「何があったの、かにがあったの」「なにがいやなの」と根掘り葉掘り聞きだそうとしたり、「え、どうしよう」と親が不安がったり、ガチャガチャ騒ぎ立てるのが一番よくありません。

幼児のうちはどんな子でも多かれ少なかれ「行きたくない」というのはあるものです。大げさに捉えすぎずゆったりと受け止めましょう。親の不安や動揺は子どもは敏感に感じ取りますし、頭のいい子はそれを狙って自分の都合の良いように事を運ぼうと策略したりします!

「行きたくないんだ~。じゃあ、先生にお休みしますって言いに行こうか」なぁんて言ってみてもいいですね。

激しく泣き叫ぶほど登園を嫌がっても、ひとたび園でそのリズムの中に入ってしまえば親の心配をよそにエンジョイして、今度は「帰りたくない!」なんていうケースもあります。笑っちゃいますねぇ。

幼児期は訓練期間

こうやって、親子で「気分が乗らない場合にもやってみる」という経験をすこしずつ積んでいくのが幼児期です。

その経験を繰り返すうちにママも、子どもの様子から「これは休ませる」「これは大丈夫」という判断が素早くつくようになっていきます。

幼児期はママにとっても我が子と上手に付き合う訓練期なのです。

ここでしっかり対応の仕方を学んだり乗り越え方を模索したりしておくと、小学校での似たようなトラブルにもいち早く気づいたり、どんなやり方が自分の子供には合っているのかが見つけやすかったりします。

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けれども、ここに書いた対応だけではどうにもならない・・・というような複雑なケースもあります。

そんな時は躊躇せずに誰かを頼るようにしてくださいね。

もし必要なら私もご相談に乗りますので、メールをくださればと思います。一人で悩まないでくださいね。

うちの園は今日は栗拾いに行きました!

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