「子供がいうことを聞かない」と親としては困ることがたくさんありますよね。
別に聞き分けのある「いい子ちゃん」に育てる必要はありませんが、大切な場所や譲れない場面で親の「ピッ」とした指示が通るようにしておくとイライラしなくてすみます。
これを築くには普段からの子供との関わり方に秘訣があります。
親の希望と子供の希望
親の側は
幼稚園や学校で何があったか、どんなことをしたかなどを聞きたいものです。
けれども、そんなこと取り立てて話したくないという子供もいます。
あれこれ質問してこちらの聞きたいことを聞き出すより子供が話したいと思うことを自由に話させ、聞いて欲しいと思うことをしっかり聞いてやるのが大切です。
子供の「小さな願い」を聞く
子供はいつも願いに満ちています。
あれを食べたい、これが欲しい、あそこへ行きたい、それをしたい…。
元気に成長している証拠です。
もちろんその願いを全部叶えてやることはできません。
いえ、全部叶えてやる必要は全くありません。
思い通りにいかない経験も大切です。
でも、「小さな願い」には是非耳を傾けてやってほしいのです。
「小さな願い」とは?
それは、日常の「見て見て」や「ちょっと来て」や「ねぇねぇ」につながる事柄です。
面倒がらずに時間を取る
この「小さな願い」を聞くって、正直「面倒くさい」ことが多いですね。
いちいち見てやったりやってやったりするのがおっくうになるんです。
それでつい、「わかった、わかった」といい加減に返事をしたり、「今忙しいからあとでね」と言ったりしてしまいます。
これが日常になると、子供の心に「ママは聞いてくれない」という思いが無意識にインプットされてしまうのです。
こっちの願いは聞いてもらえないのに、要求ばかりされたら誰だって嫌になりますよね。
私も、子供の要求が面倒だと思った出来事があります。
ある大雪の日、小さい子供たちは大はしゃぎで「お母さん、いっしょに雪だるま作ろうよー!」と誘います。
でも、私はあとから雪かきもしなきゃならないし、寒いし、やりたくありませんでした。
でも、しゃあないかぁ、付き合うか〜とコタツから出ました。
そしたら、なんだかスイッチが入りまして、スキーウェアに着替えて徹底的に雪だるま作りに没頭してしまいました。
もちろん子供は大満足。私も楽しかったし、面倒がって願いを却下しなくてよかったなと思います。
「小さな願い」はやがて「大きな願い」に変わる
子供が小さいうちは願いも小さなかわいいものです。
でも、それを聞かない日々が続くとやがて思春期になった時に、ちょっとやそっとじゃ親が叶えてやれないような「大きな願い」に膨れ上がってしまうことがあります。
法外な願い、筋の通らない願いなので「それは聞けないよ」と親が言おうものなら、「パパママも小さい時からずっとあたしの願いなんか聞いてくれたことがない!」と爆発したりするのです。
幼い頃の「小さな願い」、是非耳を傾けてやってくださいね!
幼稚園の茶室に炉が切られました。
火はいいですね〜。