先日テレビを見ていて、ある東大生の母親の教育法がすごいなぁ、と感心しました。
私は正直、勉強なんて自分がやりたいと思ってやるもので、やりたくもない子どもに厳しく机に向かわせるとか強制するとか必要ない、というタイプです。
ところがこのお母さん、「やりたくなる仕組み」を作っていました。
松丸亮吾さんという東大生。
私は全く初めて拝見したのですが、【人気クイズ番組「今夜はナゾトレ」で話題になった謎解き大学生】なのだそうですね。
賢そうで、育ちの良さそうな感じの人だなぁと思って見るともなしにそのままテレビをつけていたら
「兄が…」何たらかんたら、と聞こえてきたので、兄が有名人なのか?としばしテレビに集中することにしました。
兄はメンタリストDaiGoさんだそうです。
そしてはじめに書いたように感心したのが、お母さまの教育法です。
松丸亮吾さんは4人兄弟の末っ子で、小学生の頃は勉強がそんなにできるというわけでもなく、ゲームざんまいだったそうです。
負けず嫌いで兄たちにゲームで負けると地団駄踏んで悔しがる男の子でした。
そんな亮吾さんに母親が課したのは「学習時間3時間」
私からすると小学生に3時間⁉️ とびっくりですが、長さでなくその細目です。
「勉強を3時間すれば、それ以外はゲームやり放題!」
亮吾さんはゲームをやりたいがために、時間をうまく使って勉強を早く片付け、文句を言われずにゲームに没頭したそうです。
それだけでなく、亮吾さんの知りたがりの気質を読み取ってたくさんの興味を引く本を与えたり、負けず嫌いというタイプをうまく利用して「間違えた問題スクラップ」などを作ったということです。
間違えた問題だけが貼り付けてあるノート。
全部正解したい!クリアしたい!という思いで、積極的に取り組んだそうです。
3時間の学習時間をとったことで成績はみるみる上がり、勉強自体が面白くなった亮吾さんは、自分から勉強するようになり良いサイクルが生まれたと言っておられました。
お父様とすぐ上のお兄様が、今は亡きお母さまのことを振り返り、「母親が答えをすぐ教えるのでなく、いっしょに考えたり、わかるように調べる方法を提供したりしていた」と。
そして、4人の息子さんに同じ教育の方法でなく、一人ひとりのタイプを見定めてその子に合ったやり方をしていたということでした。
お母さまは、亮吾さんが高校3年の時に乳がんで亡くなられたそうです。
亮吾さんはその後、麻布高校から東大へ。
大学で『東京大学謎解き制作集団アナザービジョン』を立ち上げ、さまざまなメディアでも活躍しています。
もちろん生まれながらの才覚はあるでしょうが、それを開花させたお母さまの「やりたくなる仕組み作り」に感心したわたくしでした。
子ども一人ひとりをよく見て、その子の持てる良きものが活きる育て方がてきたらすばらしいですね。
こんなところに子猫を発見!