「ぐずぐず」を叱る?放っておく?★攻撃的な子どもにさせないための心得

朝の忙しい時にぐずぐず、肝心な時にぐずぐず、うまくいきそうだったのにぐずぐず・・・。

乳幼児にはつきものの「ぐずぐず」「べたべた」。親としては困ってしまい、イライラもつのりやすい子どもの反応です。

これに対してどんな対応をしていますか?

乳幼児のころに対応を間違えないようにしておくと、それ以降の子どもの感情コントロールの力が変わってきます。

「ぐずぐず」への親の対応パターン

親の対応は主に以下の4つくらいでしょうか。

①「わがまま」だから「叱る」

②「ぐずぐず」が続かないように子どものいうことを聞く

③何をしても無駄なので放っておく

④だっこして気持ちを収める

特に3歳までの子どもにはどんな対応がいいのか、少し解説しますね。

身体感覚と感情を統合させる

「ぐずぐず」は子どもの心の中がぐちゃぐちゃになっている状態ですが、乳幼児は「心の中のモヤモヤ」「ぐちゃぐちゃ」をまだ自分でコントロールできません。

グズグズ・イヤイヤ・モヤモヤという不快な感情は、子どもが不安や危険に支配されている時に出てきます。

不快な感情が身体中を巡り何が何やらわからない状態になっているのです。

ここで周りの大人が「いやだったね」「さみしかったね」「くやしかったね」と言語化してやることで こどもは「あ~、このモヤモヤした変な感じは【くやしい】という【気持ち】なんだ」と次第に理解していきます。

さらに、言語化と同時に身体にやさしく触れられたり、抱きしめてもらったりすると安心が得られます。

このような、「不安や危険の中にあっても、安全でいられる」という経験を積み重ねていくと、だんだんと自分で自分の感情をコントロールできるようになっていくのです。

ところが、乳幼児の頃、不安な状態のとき「叱る」「放っておく」などの不適切な対応をされると、「安心を与えてもらえる経験」が不足し、危険や不安から身を守るために攻撃的になってしまいます。

「自分で自分を守るらなければならない」からです。

だれも助けてはくれないから、一人で戦うのです。

(*あるいは、誰にも心を開かずに一人の世界にこもってしまうというような場合もあります。(fight-or-flight response))

安心感チャージの期間

3・4歳くらいまでに「安心感チャージ」がきちんとなされると、5歳6歳くらいにはモヤモヤしたりグズグズしたい時があっても、自分で自分の感情をそれなりにおさめることができるようになっていきます。

そしてさらに小学校へと進んだ時に、複雑な集団社会の中でスムーズな人間関係を築いていけるようになるのです。

年長~小学校低学年になっても感情の起伏が激しく乱暴で攻撃的な子どもは、もしかすると、乳幼児の頃に与えられるべきだった「安心感」が不足しているのかもしれません。

乱暴で手の付けられない小学生・中学生・・・。心の奥で「誰か俺をたすけて!」と叫んでいるのだとしたら、ほんとうにかわいそうなことだと思います。

ひとりで戦わなくてもいいんだよ。私が味方だよ。安心して。そう言ってあげられる大人がそばにいてくれたら、彼らも変われるのかもしれませんね。

彼らにも「安心感チャージ」がきっと必要なのです。

話が少しそれましたが、

乳幼児期の「ぐずぐず」は叱らず、放っておかず、ぜひ寄り添ってあげてください。「安心感」をたっぷりチャージしましょう。

4・5歳の子どもでなかなか感情コントロールが難しい場合も、同じように「安心感」を与える接し方をしていくことで、だんだんと年相応の感情コントロールができるようになっていきます。

「もう〇歳なんだから、その【ぐずぐず】はないでしょ!」と叱らず、しばらく「安心感」チャージを心がけてみてください。

乳幼児期から安心感も与えているし、チャージもやってみたし、他に何も思い当たることがないのに、キレやすい、乱暴、攻撃的、衝動的…などという場合は、発達障害ということも考えられますので、思い悩まずに先生や保健所などに相談をするといいでしょう。

私のところにメッセージをいただいても構いません。

子どもたちが健やかに育ち、その子たちが大人になったら、この世の中はやさしい社会・ステキな社会になっているだろうなぁと思うのです。

ぽかぽか・あったか・はっぴぃハートの世界になりますように!

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②の【ぐずぐず】言わせないように言うことを聞く、についてはまた日を改めて書かせていただきます。

映画が苦手★脳の情報処理の影響?★発達障害との関係は?

こんにちは!

ぽかぽかあったか はっぴぃハートづくりのお手伝い 小谷こずゑです😄

きびしい暑さが続いていますね。

80代の夫の父はこの暑い中で

「のどが乾かねぇんだよな〜」などと言っています。

高齢になるとのどが渇く感覚が弱るらしいですね。

のど、乾いた感じかしなくてもみなさん!水分十分とって熱中症から身を守りましょうね!

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さて、みなさん、映画はお好きですか?

私は年に3.4回しか映画館に行きませんが、映画自体は好きです。

監督や役者の作り上げた世界に浸って楽しめる気軽な娯楽ですよね。

ところが

「映画は苦手」

という人もいるのですよね。

映画…ストーリーがわからない

アラサーの彼女とは、彼女が10代の頃に一緒に映画を見に行ったことが何度かありました。

その彼女から

「実は映画、あんまり得意じゃなかった」

と、割と最近聞きました。

どういう意味か聞いてみると

「自分には情報量が多すぎて、ストーリーがよく掴めなかった」と言うのです。

背景や通り過ぎる人・もの・形状などに気を取られたりしているうちに、物語の重要な伏線を見落としたりするし、

また、海外作品は特に、登場人物の服装が変わってしまっただけでさっきの人と同一人物なのかよくわからなくなることもあるのだそうです。

ストーリーに入り込めないなら、その世界を楽しむのは難しかったでしょうね。

アラサーになった今では、情報の取捨選択が以前よりうまくできるようになったので、昔のような苦労はないのだそうです。

情報を処理する能力・ワーキングメモリ

彼女の告白を聞いて、

「これはワーキングメモリの問題では?」と思いました。

ワーキングメモリとは脳の前頭前野の働きの一つで、入ってきた情報を記憶したり、整理したり、削除したりする能力のこと。

ワーキングメモリの大きさが大きいと情報をうまくさばけます。

成長と共にワーキングメモリも発達しますが個人差もあります。

身長と同じですね。

彼女の場合、ワーキングメモリの発達が人より少し遅かったのかもしれません。

ワーキングメモリの小ささによる困りごと

情報を脳内に書き留めるのが苦手だと、忘れ物失くし物が多くなったりします。

情報の整理が苦手な場合は、何に集中すればいいのかわからなくて混乱するというようなことが起こります。

また、情報の削除が苦手だと新しい情報が入りきらないので、いつまでも次の行動に移れない(切り替えができない)ということもあります。

ここに挙げたのは一例ですが、何気ない日常生活の中でこういう困難があるのは本人にとって大変なことですよね。

けれども、脳の中を見ることはできないので、多くの場合「怠けている」とか「しっかりしていない」とか思われてしまいます。

それが積み重なって自信を無くしてしまう子供がいるのは残念なことです。

発達障害とワーキングメモリ

ワーキングメモリの低さは発達障害の症状とよく似ており、関連性があるのでは?と言われていますが、完全にイコールというわけではありません。

(ただ、発達障害のある子(人)は一般的にワーキングメモリは低いようです。)

発達障害なのかそうでないのか?と理由を探すよりは、困っている現状に目を向けそれが軽減される方法を見つけていく方が得策です。

具体的なサポートの形としては、

「脳の見えない部分で行われているワーキングメモリの働きを見える形にする」

という方法があります。

例えば、忘れやすいなら「メモする」、作業の手順がわかるように表にして見えるようにする、など、子供に合わせたサポートの形をさぐって行けるといいですね。

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今日はまたアンガ―マネジメントの本をご紹介します。

子育てに悩むママたちに良い本です。

どちらもとても読みやすくわかりやすいですが、参考までに

一冊目の著者は女の子二人のママ、

二冊目の著者は男の子のママで、バリバリと仕事を続けてきた方です。